2018年08月02日

新しいパンフレットを入手

厚生労働省 社会・援護局 地域福祉課 成年後見制度利用促進室が5月15日に発行した、成年後見制度利用促進ニュースレター第2号で「裁判所の成年後見制度手続案内用パンフレットがリニューアル!」との見出しで、全国の家庭裁判所の窓口で配布されているとのことでした。そこで当法人の管轄である支部裁判所へ手続きのおり「新しくなったパンフレットを・・」と窓口で請求してきたのですが、なかなか入手することができませんでした。先日、本庁に所用があり依頼したところ、本庁でも残り数十部とのことでしたが、なんとか1冊いただくことができました。窓口に相談に来庁された利用者等に配布しているとのことで残数もわずかとのこと。
成年後見表紙.jpg

もちろん、インターネットでダウンロードもできます。

表紙から9ページまで PDFです

10ページから最後まで PDFです


今までのパンフレットと比べると大変わかりやすく、利用者の視点になっているなぁと感じました。
大きく表示の仕方がかわったなと思う点はここです。パンフレット6ページ
成年後見制度3種類新.jpg

古いパンフレットをお持ちの方は比較してみるとすぐわかるかな。古いパンフレットでは1ページ目の下段に示されています。法定後見制度の3種類が今までは「後見ー保佐ー補助」という表示がパンフレットに限らず、成年後見制度に関する書籍のなかでも一般的で多かったのですが、新しいパンフレットでは、「補助ー保佐ー後見」という表示になっています。
後見類型が偏重されているところの見直しでしょうか?法定後見制度が誰もが使いやすく、本人にとってメリットが感じられるよう、いきなり「後見」ではなく、本人の心身の状況に配慮しながら、「補助」からスタートしていこうという感じがしました。

表現の仕方という点では、新しいパンフレット10ページ目のQ2「成年後見人等は、選任されたらまずどのようなことをするのですか?」のページです。
表現.jpg
僕はここに重要なことが書かれていると思いました。どこかというと「面談などを通じて・・・」です。まずご本人にお会いして、ご本人から確認をする。当たり前といえば当たり前なことですが・・・。当たり前すぎて今までのパンフレットには「面談」という表現はなかったですね。本人抜きでこの制度を利用しないように。本人中心の支援、意思決定支援の必要性を感じる部分です。

裁判所が発行しているパンフレット等はこちらからどうぞ。


posted by 事務局長 at 10:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 成年後見制度

2018年08月01日

池田惠利子氏による講演会「成年後見制度利用促進計画から市民後見人の活動を考えてみよう」

毎年、通常総会後に法人企画として、弁護士等による講演会を企画実施していますが、今回も第12回通常総会終了後(平成30年5月20日豊川商工会議所ABホール)、公益社団法人あい権利擁護支援ネット代表理事・池田惠利子氏をお招きし、「誰もがメリットを感じられる成年後見制度の利用を目指して〜成年後見制度利用促進計画から市民後見活動を考えてみよう〜」と題する講演会を開催しました。総会出席者に加えて、行政機関、医療福祉関係者など、後見制度に関心を持つ方々およそ70名の出席がありました。

DSCN110930.jpg

講演会の内容は、会報第44号に記載していますので、ここではアンケートの集計内容をお伝えします。
1.池田惠利子氏による講演会「成年後見制度利用促進計画から市民後見人の活動を考えてみよ
  う」のご感想、ご意見をお聞かせください。

  ・ 後見人、保佐人、補助人の違いも分からない状況で講演会を聞いたので、内容が良く分か
   りませんでした。
    もっと基礎的な基礎を持った方が対象なのだと思います。

  ・ 制度利用者が増えているが、本来は高齢化の中でもっと増えてもよいという状況である
   ということでしたので、もっと認知されていかなければと思いました。
    市区長村長申立件数は増えているが、まだまだ本来使うべき人が申し立てできていない
   状況、という現状を伺い、参考になりました。必要な方が制度をきちんと利用できる状況
   に改善すべきと思います。
    本人を支え、契約等を適切に行って頂くことで、本人の尊厳がより守られながら生活で
   きる、本当に大切な制度だと思います。
    本人としっかり向き合う、寄り添う後見人のあり方を話され、現場では判断を悩まれる
   ことも多いのではと思うが、そのような後見人制度が充実していくと、利用者もメリット
   が感じられると思うし、素敵なことだと思いました。

  ・ 制度の内容・動向を分かりやすく説明して下さったと思います。
    印象に残るキーワードが色々あり、今後の活動に大変参考になりました。
    後見人(市民後見人)は一人で本人を支えるのではなく、周りの関わってくれる人や関
   係機関と一緒にネットワークの中で支えるしくみを地域に知ってもらいたいと思いました。

  ・ 実例をあげて頂きながらの説明でしたので、イメージしやすかったです。
    後見人としての業務を振り返ることができました。ありがとうございました。

  ・ 制度サービスは「ある」だけでは使えない。自分から必要と言える人も少ない。そうした
   なかで、本人の権利擁護・本人の価値観・幸福感・本人の人生を支援することが、後見人に
   求められる、と学ぶことができました。
    何のため・誰のための制度なのか、今一度考えることができました。
    ありがとうございました。

  ・ 常に被後見人の意思を尊重してする気持ちを持って対応していく必要がある、被後見人
   の気持ちを出しやすい関係に築いていかなければならないと思った。
    後見人はこれからもっと必要になるが、後見人の資質と責任の重さを感じる。

  ・ 人と人とのつながりの大切さを知ることが出来ました。向き合うことは難しいと感じて
   おります。認知症の高齢者と、心と心をつなげていくには、時間がかかると思いますが、
   自分が、今大切にすべき事は何か?を教わることが出来ました。ありがとうございました。
  
  ・ 促進計画の動向について、お聞きできてよかったです。

  ・ 具体的な事例から、わかりやすいお話でした。
    後見人の一人の人として向き合い、本人の希望やかなえたい生活を本人の立場に立った
   関わりが大切で、何度でも振り返り援助していくことが重要だということが伝わりました。
    後見人が孤立せず、地域で支え合う取り組みが求められる。

 ・ 計画についてから実際の活動について、分かりやすい説明をいただけて勉強になりました。

 ・ 市民後見人がいてこそ、そう感じたことはありませんでしたが、先生の‟市民後見人は信
  頼”がおけるという言葉に、被後見人と本当に向き合える後見人でなければならないんだと
  感じました。
   専門職が後見人になっている割合が多い日本。結局、裁判所は弁護士・司法書士などに
  強いパイプを持つことが優先と考えているのではという疑問はありますが、先生の市民後
  見を応援する言葉を胸に、これから先も制度と向き合って行きます。

 ・ 福祉業界では、本人の意思一番にと言われてはいますが、実際には、その子供や本人以外が
  決定している場面をよく見ます。毎日考えてどうすればと思っておりました。
   池田さんの講演で、一つのサービスだけではなく、利用者の生活全体を見て、本人のため
  になる人生の選択をすることをお手伝いをすることがとても大切であると思いました。こ
  れは、サービス事業者やケアマネではやりにくい場面であると思います。
   後見制度は今後の人生を決めていく入口として大きな意味あるものだと思いました。

 ・ 今まで研修を受けた内容であり、参考になる部分はあまりない。
   実例で困った事等の話がほしかった。

 ・ とてもよかった。
   市民後見人の強みと弱みを具体的に話していただけるとよかった。特に弱みとその解消法を。

 ・ なかなか理解しにくい「身上監護」について分かりやすい話をお聞きすることができ、大変
  為になりました。
   ‟迷う事の大切さ”が大事なんだなと思いました。
   地域福祉を考える中で、市民後見人の存在意義を感じることが出来ました。

 ・ 本人の意思と聞き出し尊重
   本人を中心とした支援

 ・ 成年後見人としての活動を開始する前に講演を聞き、改めて後見の大切さ、むずかしさを 
  痛感しました。
   本人の意思・寄り添う立場の理解をすること、経験だと思いますが、サポート・アドバイス
  などよろしくお願いします。

 ・ 地方自治体の支援が望まれる。少なくとも、養成研修などは積極的に行ってほしい。

 ・ 本人の意志をくみ取るには、本人との対話・時間が必要だと思います。常に、いろいろな情
  報入手・連携は大事ですね。

 ・ 本人と向き合って生活サポート体制を考えていくことの大切さを再認識させて頂きました。

 ・ 市民後見のすばらしさがわかりました。
   貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

 ・ 後見人制度は、今、待ったなしの制度。いろいろな人でも、その方にとって最善の生活を送
  って頂けるよう、自分に置き換えて真剣に取り組む事。

 ・ わかりやすいお話をありがとうございました。
   かづさんと同様の高齢者をかかえており、身につまされる思いで聞かせていただきました。

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2.NPO法人東三河後見センターへの質問、ご意見、ご希望などがありましたらお聞かせください。

 
 ・ 地域でのご活躍に感謝です。ありがとうございます。

 ・ 有意義な講演会を開催していただき、ありがとうございました。

 ・ 専門家の弁護士や司法書士のお話しを聞けたら、もっと視野を広げられると思います。

 ・ とても良い講演でした。全ての理解は難しい部分もありましたが、後見に精通している先
  生の言葉に感動もありました。東三河後見センターの努力もこの先生と同様に感心してます。
  これからも発展して行ってください。

 ・ 池田惠利子さんの講演は良かったです。大変為になりました。次回の総会の講演も楽しみ
  にしております。

 ・ 勉強になりました。ありがとうございました。

 ・ 私も一緒にがんばっていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 ・ 今日はありがとうございました。私のような立場でも参加できるような講演会や研修会が
  ありましたら、ぜひお知らせをいただけるとありがたいです。
posted by 事務局長 at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人

ホームページの更新 会報第44号

暑い日が続いています。酷暑、台風、水害と自然の脅威に対抗するすべもなく、
成り行きにまかせつつ、でも熱中症や自然災害から身を護ることを考えながら、
もう8月に突入しました。
報告が遅れましたが、6月28日にホームページを更新しています。

〇「東三河後見センターとは」のページに貸借対照表を公示することになりました。
〇和暦の表記が中心でしたが、西暦(和暦)の表記にしていきます。
〇会報第44号をUPしました。
posted by 事務局長 at 12:44| Comment(0) | TrackBack(0) | お知らせ