2018年08月01日

池田惠利子氏による講演会「成年後見制度利用促進計画から市民後見人の活動を考えてみよう」

毎年、通常総会後に法人企画として、弁護士等による講演会を企画実施していますが、今回も第12回通常総会終了後(平成30年5月20日豊川商工会議所ABホール)、公益社団法人あい権利擁護支援ネット代表理事・池田惠利子氏をお招きし、「誰もがメリットを感じられる成年後見制度の利用を目指して〜成年後見制度利用促進計画から市民後見活動を考えてみよう〜」と題する講演会を開催しました。総会出席者に加えて、行政機関、医療福祉関係者など、後見制度に関心を持つ方々およそ70名の出席がありました。

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講演会の内容は、会報第44号に記載していますので、ここではアンケートの集計内容をお伝えします。
1.池田惠利子氏による講演会「成年後見制度利用促進計画から市民後見人の活動を考えてみよ
  う」のご感想、ご意見をお聞かせください。

  ・ 後見人、保佐人、補助人の違いも分からない状況で講演会を聞いたので、内容が良く分か
   りませんでした。
    もっと基礎的な基礎を持った方が対象なのだと思います。

  ・ 制度利用者が増えているが、本来は高齢化の中でもっと増えてもよいという状況である
   ということでしたので、もっと認知されていかなければと思いました。
    市区長村長申立件数は増えているが、まだまだ本来使うべき人が申し立てできていない
   状況、という現状を伺い、参考になりました。必要な方が制度をきちんと利用できる状況
   に改善すべきと思います。
    本人を支え、契約等を適切に行って頂くことで、本人の尊厳がより守られながら生活で
   きる、本当に大切な制度だと思います。
    本人としっかり向き合う、寄り添う後見人のあり方を話され、現場では判断を悩まれる
   ことも多いのではと思うが、そのような後見人制度が充実していくと、利用者もメリット
   が感じられると思うし、素敵なことだと思いました。

  ・ 制度の内容・動向を分かりやすく説明して下さったと思います。
    印象に残るキーワードが色々あり、今後の活動に大変参考になりました。
    後見人(市民後見人)は一人で本人を支えるのではなく、周りの関わってくれる人や関
   係機関と一緒にネットワークの中で支えるしくみを地域に知ってもらいたいと思いました。

  ・ 実例をあげて頂きながらの説明でしたので、イメージしやすかったです。
    後見人としての業務を振り返ることができました。ありがとうございました。

  ・ 制度サービスは「ある」だけでは使えない。自分から必要と言える人も少ない。そうした
   なかで、本人の権利擁護・本人の価値観・幸福感・本人の人生を支援することが、後見人に
   求められる、と学ぶことができました。
    何のため・誰のための制度なのか、今一度考えることができました。
    ありがとうございました。

  ・ 常に被後見人の意思を尊重してする気持ちを持って対応していく必要がある、被後見人
   の気持ちを出しやすい関係に築いていかなければならないと思った。
    後見人はこれからもっと必要になるが、後見人の資質と責任の重さを感じる。

  ・ 人と人とのつながりの大切さを知ることが出来ました。向き合うことは難しいと感じて
   おります。認知症の高齢者と、心と心をつなげていくには、時間がかかると思いますが、
   自分が、今大切にすべき事は何か?を教わることが出来ました。ありがとうございました。
  
  ・ 促進計画の動向について、お聞きできてよかったです。

  ・ 具体的な事例から、わかりやすいお話でした。
    後見人の一人の人として向き合い、本人の希望やかなえたい生活を本人の立場に立った
   関わりが大切で、何度でも振り返り援助していくことが重要だということが伝わりました。
    後見人が孤立せず、地域で支え合う取り組みが求められる。

 ・ 計画についてから実際の活動について、分かりやすい説明をいただけて勉強になりました。

 ・ 市民後見人がいてこそ、そう感じたことはありませんでしたが、先生の‟市民後見人は信
  頼”がおけるという言葉に、被後見人と本当に向き合える後見人でなければならないんだと
  感じました。
   専門職が後見人になっている割合が多い日本。結局、裁判所は弁護士・司法書士などに
  強いパイプを持つことが優先と考えているのではという疑問はありますが、先生の市民後
  見を応援する言葉を胸に、これから先も制度と向き合って行きます。

 ・ 福祉業界では、本人の意思一番にと言われてはいますが、実際には、その子供や本人以外が
  決定している場面をよく見ます。毎日考えてどうすればと思っておりました。
   池田さんの講演で、一つのサービスだけではなく、利用者の生活全体を見て、本人のため
  になる人生の選択をすることをお手伝いをすることがとても大切であると思いました。こ
  れは、サービス事業者やケアマネではやりにくい場面であると思います。
   後見制度は今後の人生を決めていく入口として大きな意味あるものだと思いました。

 ・ 今まで研修を受けた内容であり、参考になる部分はあまりない。
   実例で困った事等の話がほしかった。

 ・ とてもよかった。
   市民後見人の強みと弱みを具体的に話していただけるとよかった。特に弱みとその解消法を。

 ・ なかなか理解しにくい「身上監護」について分かりやすい話をお聞きすることができ、大変
  為になりました。
   ‟迷う事の大切さ”が大事なんだなと思いました。
   地域福祉を考える中で、市民後見人の存在意義を感じることが出来ました。

 ・ 本人の意思と聞き出し尊重
   本人を中心とした支援

 ・ 成年後見人としての活動を開始する前に講演を聞き、改めて後見の大切さ、むずかしさを 
  痛感しました。
   本人の意思・寄り添う立場の理解をすること、経験だと思いますが、サポート・アドバイス
  などよろしくお願いします。

 ・ 地方自治体の支援が望まれる。少なくとも、養成研修などは積極的に行ってほしい。

 ・ 本人の意志をくみ取るには、本人との対話・時間が必要だと思います。常に、いろいろな情
  報入手・連携は大事ですね。

 ・ 本人と向き合って生活サポート体制を考えていくことの大切さを再認識させて頂きました。

 ・ 市民後見のすばらしさがわかりました。
   貴重な時間をいただき、ありがとうございました。

 ・ 後見人制度は、今、待ったなしの制度。いろいろな人でも、その方にとって最善の生活を送
  って頂けるよう、自分に置き換えて真剣に取り組む事。

 ・ わかりやすいお話をありがとうございました。
   かづさんと同様の高齢者をかかえており、身につまされる思いで聞かせていただきました。

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2.NPO法人東三河後見センターへの質問、ご意見、ご希望などがありましたらお聞かせください。

 
 ・ 地域でのご活躍に感謝です。ありがとうございます。

 ・ 有意義な講演会を開催していただき、ありがとうございました。

 ・ 専門家の弁護士や司法書士のお話しを聞けたら、もっと視野を広げられると思います。

 ・ とても良い講演でした。全ての理解は難しい部分もありましたが、後見に精通している先
  生の言葉に感動もありました。東三河後見センターの努力もこの先生と同様に感心してます。
  これからも発展して行ってください。

 ・ 池田惠利子さんの講演は良かったです。大変為になりました。次回の総会の講演も楽しみ
  にしております。

 ・ 勉強になりました。ありがとうございました。

 ・ 私も一緒にがんばっていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 ・ 今日はありがとうございました。私のような立場でも参加できるような講演会や研修会が
  ありましたら、ぜひお知らせをいただけるとありがたいです。
posted by 事務局長 at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人

2016年03月10日

成年後見ミーティング 第6回

 3月6日(土)13:00より今年度最後(6回目)の成年後見ミーティングを豊川ウィズ研修室で行いました。
 下記は、当日配布した資料です。今回は、1年間の振り返りと今後の成年後見ミーティングについて話し合い しました。

1.平成27年度成年後見ミーティングの内容(振り返り)

第1回 5月9日 「後見事務の概要@」  プリオ視聴覚室  参加者9名
    担当:池田さん、工藤
〇平成26年度実施報告
〇東三河後見センター相談支援から受任までの流れ Ver.1
〇成年後見人等の共通活動の手引き(案)


第2回 7月4日 「記録・資料の保管について」 
ウィズ豊川 参加者7名
    担当:長谷川さん、池田さん
〇資料の分類とファイリング
〇記録と留意点

3回 9月5日 「マイナンバー通知カード、個人番号カード交付について」
プリオ視聴覚室 参加者5名

外部講師:豊川市市民部市民課 林 課長、丸山 主幹、近藤 課長補佐
〇社会保障・税番号制度概要について

第4回 11月7日 「家庭裁判所への上申と報告について」 
ウィズ豊川 参加者9名

    担当:工藤                    
〇家庭裁判所への上申と報告
〇東三河後見センター相談支援から受任までの流れ Ver.2
 成年後見人等の共通の活動の手引き(案)


第5回 1月9日「死後の事務について」      
プリオ視聴覚室  参加者7名
    担当:工藤
〇成年後見人等の事務処理として必要なこと
〇成年後見人等の留意が必要な事務処理

第6回 1年間の振り返り       
ウィズ豊川


2.平成28年度の成年後見ミーティングについて(提案)

 成年後見ミーティングは、平成26年度より「成年後見学習会」から名称をかえて市民後見人名簿搭載者の方の「顔のみえる」関係つくりと、交流をすることで、日々の実践の悩みや困り事に対して知恵を出し合うことができるよう、30分の話題提供と60分程度のグループワーク形式で実施してきました。
 平成26年度の参加者は1回の開催につき平均10名の参加者がありましたが、今年度は、平均7.4人と少なくなってきました。今年度の成年後見ミーティングの目標の一つに活動の手引書の作成を上げていました。こちらは、今回、議論してきた、「東三河後見センター相談支援から受任までの流れ Ver.3」と「成年後見人等の共通活動の手引き(案)」をまとめて、『市民後見人の活動の手引き」を配布することができました。まだまだ検討や修正が必要だろうと思いますが、これを土台にバージョンアップを重ねられると思います。
 平成28年度は市民後見人養成講座を6月の説明会を経て、9月より2月まで(10日間)予定しています。したがって、今年度まで実施していたように隔月の土曜日開催は非常に難しいと考えています。そこで、この成年後見ミーティングを年間3回(予定月:6月、8月、10月)又は年間2回(予定月:6月、10月)に縮小し、持ち回りで受任者による実践報告会(活動報告会)が実施できたらと考えています。時間帯や内容等、この点についてはみなさんのご意見を伺いたいと思います。

また、このブログや会報でお知らせします。
posted by 事務局長 at 14:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人

2016年02月25日

市民後見人フォローアップ研修を実施しました

当法人が名古屋家庭裁判所豊橋支部に提出している、市民後見人登録者名簿には24名の方が登録されています。そのうち、14名の方が市民後見人として事務担当を担っています。
 登録者の方は、平成22年、23年、25年度の市民後見人養成研修を修了者となっていますが、その後の研修は、隔月に実施してきた、「成年後見学習会」や学習会を名称変更して実施してきた、「成年後見ミーティング」でした。ただ、参加者の顔ぶれも同じようになっていました。
 そこで、登録者には開催日を2日間設けて、どちらかには必ず参加するようお願いし、1月23日(土)、2月3日(水)の9:30〜12:30まで、ウィズ豊川研修室で実施しました。
 研修の内容は2日間とも同一で、前半に当法人の現状と市民後見人の状況について報告し、事務局との事務手続きの再確認や意見交換を行いました。
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 後半は、『財産目録・収支予定表の作成と身上監護』と題した演習課題を4〜6名のグループに別れてワークを行いました。また、財産目録の作成については、名古屋家庭裁判所豊橋支部オリジナルの報告書用紙を紹介、説明しました。
 身上監護の支援をする中で、本人の意思と周囲の支援者や親族との対立はよくあることですが、「思い」の違いに、後見人としてどのように関わっていくか?有意義な議論となりました。
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 様々な視点、角度から状況を捉え、本人にとって、「本人らしい生活」という共通の支援方針を再確認できたのではないかと思います。
posted by 事務局長 at 09:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人