2015年02月18日

第4回 成年後見ミーティングを開催しました

第4回 成年後見ミーティングを開催しました。
1月10日(土)13:30〜15:30 プリオ 第3会議室 参加者 12名

話題:「意思決定支援について 精神障がい、知的障がいのある方への意思決定支援」
 今回の話題提供者は、飯星睦生(市民後見人お世話係・臨床心理士・精神保健福祉士)さんと私(工藤)が担当しました。
 はじめに、私から民法858条の成年被後見人の意思の尊重及び身上の配慮義務の条文から「意思」について考えていただきました。被後見人等の意思を尊重した支援をするには、本人の「思い」がなんであるか探る工夫が必要です。また、国内外の法律・制度(特に障がいのある方に対する法制度)において「意思決定の支援」が明文化されていることを紹介し、支援方法として意思の決定のへの関わり方、意思決定支援というものが支援の潮流になりつつあることをお話させていただきました。
 その後、飯星さんが「精神障がいがある方への意思決定支援」と題して、統合失調症、躁うつ病を中心に、それらの症状(表情、話し方、動作、態度の外的特徴等)や病型について説明をされました。そうした精神障がい者の方に対する意思決定支援においては、@同じ目線であること、A傾聴、B受容、C共感、Dラポールを築くことが大切であり、そうした関わりをとおして、精神障がい者に対する偏見がなくなるのではないか、また、精神的な障がいについては誰でもなりうるものだとのお話をいただきました。
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  (話題提供をする飯星さん)
 話題提供のあとは、3つのグループをつくり、それぞれの活動から意思決定支援について考えていただきました。
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  (グループワークの様子)
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   (発表の様子)

参加者の声
〇「意思決定」の本日のテーマの意味はよく理解できました。この方向に向かって後見の仕事もしていかないといけないと思うのですが、はたしてうまくやっていけるのか心配です。
〇対応の難しさを感じた。グループワークは勉強になった。
〇色々なケースがあり勉強になった。成年後見人としてやる(やれる)事を順序立て、しっかりすすめていかなければならないと改めて思いました。
〇意思決定の支援を心がけて後見活動を行うことが重要であると再認識できた。
〇精神障がいについて理解不足のところが多いので勉強させてもらいました。誰もがなるかもしれない(すでに私もなっているかも)と思い理解を深めたいと思います。
〇意思決定・・・面倒といわず丁寧な対応だと思います。あわてなくてもいいので進んでいってほしいと思います。
〇精神障がいの方の後見経験がなくケースと教材の理解がなかったので今回の研修は有意義でした。
〇今日もためになりました。ありがとうございます。

次回の後見ミーティングは
3月7日(土) 話題「死後の事務と後見の終了の事務について」
        話題提供者:池田 進 さん 長谷川卓也 さん
        場所 プリオ 視聴覚室
posted by 事務局長 at 14:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人

2014年11月03日

第3回 成年後見ミーティングを開催しました

11月1日(土)13:30〜15:30 プリオ 第3会議室 参加者 11名
今回のテーマは、「居住用不動産の処分の申立てと不動産の売買について」でした。
この話題を提供してくださったのは、実際に実務を担当されている、田中義人さんです。
 被後見人等の居住用不動産(被後見人等が実際に居住している、または、居住する予定のある建物とその敷地のことをいいます。)を売却、抵当権の設定、取り壊し、賃貸、賃貸借の解除などの「処分」をする場合には、事前に家庭裁判所に「居住用不動産処分許可」の申立をして、その許可を得る必要があります。(民法859条の3)田中さんがその申立に至るまでの経緯や手続きの内容、関係者との連絡調整と連携について詳細に解説されました。
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 質疑応答の時間では、これからその手続きを予定している方や、不動産の売買を検討しなくてはならない事案を抱えている方からの質問が相次ぎましたが、大変丁寧に回答をいただきました。
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 後半は、二つのグループに分かれて、今回のテーマについてと各人が抱えてている課題や相談事を発表しあい、それぞれの理解を深める時間をとることができました。
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参加者の声

*本人の不動産の処分と関係者への連携の内容は非常に参考になりました。
*後見の仕事もいろいろあると思い、大変さがつくづく分かりました。
*グループワークでは、他の方の活動状況等を教えて頂けて参考になりました。
*不動産売買を行うにあたり、専門的知識が必要と感じた。
*専門家の意見を聞いて行う必要があると感じた。田中さんの発表はとても参考になりました。
*不動産の処分に関する知識を深めることができ大変よかった。
*不動産の処分について、改めて難しいことがたくさんあると感じました。
*一人で抱え込まず、法人内で相談しながら慎重に進める必要がある。

参加者の皆さん、発表者の田中さんありがとうございました。

posted by 事務局長 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人

2014年09月08日

成年後見ミーティングの実施について

第1回 成年後見ミーティング
平成26年7月5日(土) 13:30〜15:30 プリオ第3会議室 参加者15名
市民後見人名簿登録者で実際に活動をされている本多啓枝さんから、就任直後の事務として、就職時報告書の提出までにどのように活動されたのか、時系列に発表していただきました。本人さんとの信頼関係を構築するために、報告書を提出した後の関わりについても大変丁寧に発表されました。
第1回成年後見ミーティングの話題提供者の本多さん
参加者からの質疑応答後、3グループに分かれて、「就任直後の事務」に関連して意見交換、交流をしました。当日のアンケートの声をご紹介します。
・「大変よい話題提供でした。市民後見人でなければできない2か月間の活動でした。」
・「本多さんの発表をお聞きし、大変だと思うのですが、やりがいをもってやられているのが見え、すごい!  と思うのと、自分も頑張る力をいただきました。」
 「後見人等の就任直後から亡くなれるまでの流れ、死後の事務までまとめて配分してほしい。」
・「本多さんの事例が他の事例と比べて、どの点が特殊か特殊でないか教えてほしい。」
・「本多さんの体験話、大変勉強になりました。「大変だな!」とつくづく思いましたが、自分も頑張てやっ  ていきたいなと思います。
・被後見人との信頼関係を築くことの大切さを改めて感じました。」
・「後見を実際にされている方からの話しは、講義とはまた違った面で大変でることを気づかされました。
・昨年までのミーティングに比べると、より実践的な内容を聴いたり話すことができてとてもよかったです。
・本人との信頼関係をつくるための心遣いがすばらしいと思った。
・本多さんの活動報告を聴きながら、自分を振り返り原点に戻った感がしました。

第2回 成年後見ミーティングの様子
平成26年9月6日(土) 13:30〜15:30 プリオ第3会議室  参加者12名

 第2回目は、「地域住民との関係づくり」という話題を杉浦弥生さんから提供していただきました。住民同士の繋がりが非常に強い地域の中で、後見人がその方々とどのように関わってきたのか、関係づくりの中で見えてきたことや課題になった点を、本人の『徘徊』という行為への対応と不動産(家屋、農業倉庫、田畑)の財産管理の視点から発表していただきました。
 話題提供後のグループワークでは「後見人等に就任した場合、地域の方にお伝えするか否か」、「お伝えする場合、どのような方に、どの程度伝えるか」をテーマとして意見交流をしました。
第2回成年後見ミーティングの話題提供者杉浦さん
当日アンケートの内容をご紹介します。
・ここまでの地域生活の中での人とのつながりを確認して、重視しながらも本質的なところで問題がないか、もう一度見直しをしてみる必要性があるように感じた。
・地域とのつながりの理解が深まった。
・地域で支援している方の実情が理解できた。
・具体的な中身で議論ができてよかった。
・地元の結びつきが特に強い関係性があるので、その関係をよくつかみ、本人の利益につながるように生かすことが大切と思った。
・提供された話題は、現代では珍しい人間関係の密な地域であると感じた。地域の人々だけではなく、関係者との関係づくりが大切であることがわかった。

次回の成年後見ミーティングは、11月1日(土)
13:30〜15:30 プリオ第1会議室です。

話題は、『居住用不動産の処分の申立てと不動産売買について』です。
posted by 事務局長 at 10:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 市民後見人